この契約書雛型は、インフルエンサーマーケティングにおける法的リスクを総合的にカバーした業務委託契約書です。
契約の当事者は、広告主企業(委託者)とインフルエンサーマネジメント事業者(受託者)となります。
インフルエンサー本人は直接の契約当事者とはならず、受託者が管理するインフルエンサーとして本契約の枠組みの中で業務を行います。
近年急増するインフルエンサーマーケティングでは、コンプライアンス違反や風評被害、不適切な投稿による企業イメージの毀損など、様々なリスクが存在します。
本契約書雛型は、そうした実務上の課題に対応し、広告主企業とインフルエンサーマネジメント会社の双方を保護する内容となっています。
特に重要な条項として、コンテンツの事前承認プロセス、配信プラットフォームごとの細かな規定、競業避止義務、個人情報保護に関する規定を詳細に定めています。
また、インフルエンサーの突然の離脱や不祥事への対応、報酬条件の明確化など、実務で発生しやすいトラブルを未然に防ぐための条項も充実しています。
本契約書雛型は、ステルスマーケティング規制やアフィリエイト広告の開示ルールなど、最新の法規制にも対応しています。
さらに、担当インフルエンサーの指定方法や、コンテンツの制作基準、効果測定レポートの提出義務など、実務に即した具体的な規定を盛り込んでいます。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(定義)
第2条(目的)
第3条(業務委託)
第4条(担当インフルエンサーの指定)
第5条(本件コンテンツの配信方法)
第6条(配信プラットフォーム及びアカウント)
第7条(制作基準)
第8条(業務の遂行)
第9条(事前承認)
第10条(納品)
第11条(検収)
第12条(報酬)
第13条(権利帰属)
第14条(保証)
第15条(競業避止)
第16条(秘密保持)
第17条(個人情報の取扱い)
第18条(損害賠償)
第19条(再委託の禁止)
第20条(解除)
第21条(契約期間)
第22条(反社会的勢力の排除)
第23条(存続条項)
第24条(準拠法及び管轄裁判所)
第25条(誠実協議)
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