本契約書は、ゲーム開発企業が契約社員としてゲームデザイナーを雇用する際に使用できる、改正民法に対応した雇用契約書のテンプレートです。
特にゲーム業界特有の知的財産権や機密情報の取り扱いに重点を置き、雇用者(企業側)の権利を最大限に保護する内容となっています。
業界特有の具体的な業務内容を詳細に規定し、試用期間から契約終了後の競業避止義務まで、ゲーム開発プロジェクトのライフサイクル全体をカバーしています。
知的財産権の帰属や著作者人格権の不行使、機密情報の保護期間の設定など、クリエイティブ産業において重要な条項を網羅し、企業の知的財産を守るための強固な法的フレームワークを提供します。
契約社員の業務内容変更や勤務場所変更の柔軟性を確保しつつ、リモートワークにも対応した現代的な雇用契約書となっています。
また、契約解除条項も雇用者側の権利を保護する形で詳細に設定されており、「業務遂行能力の著しい不足」など雇用者側の判断で契約を解除できる条項を含みます。
さらに、競業避止義務違反や機密保持義務違反に対する違約金条項を設けることで、退職後も企業の利益を保護する強力な抑止力となっています。
競業避止義務の代償として退職後3ヶ月分の基本給相当額の支払いも明記されており、法的有効性を高めています。
これからゲーム開発プロジェクトでクリエイターを雇用する企業や、法務担当者の方々にとって、すぐに利用できる実用的な契約書テンプレートです。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(契約の目的)
第2条(契約期間)
第3条(試用期間)
第4条(業務内容)
第5条(勤務場所)
第6条(勤務時間・休憩・休日)
第7条(時間外勤務)
第8条(報酬)
第9条(賞与・退職金)
第10条(社会保険)
第11条(有給休暇)
第12条(機密保持)
第13条(知的財産権)
第14条(競業避止義務)
第15条(契約解除)
第16条(自己都合退職)
第17条(損害賠償)
第18条(規則の遵守)
第19条(個人情報の取扱い)
第20条(管轄裁判所)
第21条(協議事項)
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