フレームワークカテゴリー
3C分析 4C分析 4P分析 5F分析(ファイブフォース分析) 5WHY 6W2H 7S分析 ABC分析(ABC管理) AIDMA MECE PEST分析 PPM分析 SWOT分析 アンゾフ・マトリックス マトリクス ロジックツリー
AARRR(アー)モデルとは、顧客の行動を次の5段階に分類し、分析するためのフレームワークです。 (1)Acquisition(獲得): 新規顧客の獲得方法を探る段階 (2)Activation(活性化):顧客が実際に商品やサービスを使い始める段階 (3)Retention(継続): 顧客の継続的な利用を確認する段階 (4)Referral(紹介):満足した顧客による口コミや紹介が生まれる段階 (5)Revenue(収益):顧客から実際に収益を得る段階 AARRRモデルを使う目的は、各段階における商品やサービスの課題を明確にし、それに基づいた改善のための戦略を立てることにあります。 特に新興企業にとって有益なフレームワークであり、顧客の獲得から収益化に至るまでの全段階を効率的に管理し、最適化することができます。 こちらはWordで作成した、AARRRモデルを活用する際に役に立つテンプレートです。自社商品やサービスの課題の改善に、無料でダウンロードできる本テンプレートをご利用いただけると幸いです。
アメリカのビジネスコンサルタントのカール・グレゴリーによって考案された、問題解決と意思決定のためのフレームワークが「セブンクロス法」です。 セブンクロス法はビジネスシーンでの問題解決やプロジェクト管理において有効であり、活用する目的はブレインストーミングで出された多くのアイデアを視覚的に整理し、重要度に基づいて分類することです。 セブンクロス法の基本的なプロセスは、以下のとおりです。 (1)議論すべきテーマや問題点を決めて、小さなカードや付箋などに記入する (2)問題点を7つのカテゴリーに分類する (3)重要度順に、各カテゴリーを右から左へ並べる (4)各カテゴリー内で、重要度順にアイデアや解決策を上から下へと7つまで並べる このプロセスにより、最も重要な問題とその解決策が左上に集中するため、どのアイデアを優先的に実行すべきかが明確になり、効率的な意思決定を行えるようになります。 こちらはWordで作成した、セブンクロス法の活用時に役立つテンプレートです。自社でミーティングを行う際には、本テンプレートをご利用いただけると幸いです。
「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Comparison(比較)」「Examination(検討)」「Action(購入)」「Share(共有)」の7つの段階から構成される、消費者の購買行動を分析するためのフレームワークの1つが「AISCEAS」です。 AISCEASは前述の各段階の頭文字を取ったものであり、「アイシーズ」と読みます。 企業やマーケティング担当者が消費者の購買行動を理解し、その各段階での効果的な施策を立案するために使用されます。 AISCEASを使用することにより、消費者の視点から見たマーケティング戦略の策定が可能になる点、購買プロセスのどの段階で改善が必要かを明確にできる点がメリットとして挙げられます。 こちらは無料でダウンロードすることができる、AISCEASを利用する際に役立つテンプレート(Word版)です。自社でのマーケティング戦略の策定に、ご活用ください。
PAC思考とは、「Premise(前提・事実)」「Assumption(仮定)」「Conclusion(結論)」の3つの要素を基に分析を行い、クリティカルシンキングを養うフレームワークです。 クリティカルシンキングとは、物事の本質を見極めるために、多角的な視点から論理的・客観的に考える、批判的思考法のことです。 (PAC思考の活用例) 【主張】「商品○○は今年3万個販売できた。引き続き右肩上がりでニーズがあるから、来年5万個販売できるはずだ」 ・Premise(前提・事実):商品○○を今年は3万個販売できた→データは正確なのか、市場規模や競合状況はどうなのか ・Assumption(仮定):引き続き右肩上がりでニーズがあるだろう→明確な根拠はない、他社で類似商品が発売されないのか ・Conclusion(結論):商品○○を来年5万個販売できるはずだ→明確な根拠はない、消費者のニーズが変わっていないのか PAC思考を活用することにより、(1)先入観やバイアスに囚われず、事実や論理に基づいて判断できる、(2)自分の主張や提案を、説得力や理解度を高めて伝えられるなどのメリットがあります。 こちらはPowerPointで作成した、PAC思考の活用時に役立つテンプレートです。無料でダウンロードできるので、自社で本テンプレートをご利用いただけると幸いです。
リーンキャンバスとは、スタートアップや新規事業の計画をシンプルかつ迅速にまとめるためのフレームワークです。アメリカの起業家であるアッシュ・マウリャによって提唱され、従来のビジネスモデルキャンバスを基に、より実践的で仮説検証に適した形に改良されました。 1枚のシートに、次の9つの要素を記入することで、短時間でビジネスの全体像を整理し、アイデアの検証や改善を進められるようになります。 ・顧客セグメント:ターゲットとなる顧客層 ・顧客の課題:顧客が抱える課題やニーズ ・独自の価値提案:顧客の課題を解決する製品やサービスの価値 ・解決策:独自の価値提案を実現するための具体的な方法 ・チャネル:顧客に価値を届けるための経路 ・収益の流れ:収益を得るための方法 ・コスト構造:事業に必要なコスト ・主要指標:事業の成功を測るための指標 ・圧倒的な優位性:競合に対する優位性 このフレームワークを活用するメリットは、迅速な仮説検証ができる点です。スタートアップや新規事業は、限られたリソースのなかで市場のニーズを探りながら、事業を成長させる必要があります。そのため、詳細なビジネスプランを作成する前に、簡潔な形で仮説をまとめ、実際の市場でテストしながら修正を加えていくことが重要です。リーンキャンバスは、そのプロセスを効率的に進めるためのツールとして役立ちます。 また、1枚のシートにまとめられているので視覚的に分かりやすく、短時間で要点を伝えることができる点などもメリットとして挙げられます。 こちらはWordで作成した、リーンキャンバス用のテンプレートです。自社で新規事業のアイデアをまとめる際などに、無料でダウンロードできる本テンプレートをご活用ください。
SIPSとは、企業のソーシャルメディアを活用したマーケティングフレームワークのことです。 「Sympathize(共感)」「Identify(確認)」「Participate(参加)」「Share&Spread(共有・拡散)」という4つの要素から構成されており、その頭文字を取って「シップス」と呼ばれます。 ・Sympathize(共感):企業や商品(サービス)などに、興味や関心を持ってもらう ・Identify(確認):商品(サービス)などが本当に自分にとって有益なものなのか、レビューや口コミを調べる ・Participate(参加):リツイートや「いいね!」ボタンを押すなど ・Share&Spread(共有・拡散):参加で得た情報を、他者に広める 「AIDMA(アイドマ)」や「AISAS(アイサス)」といった従来のマーケティングフレームワークとは異なり、ソーシャルメディアを積極的に活用したコミュニケーションに焦点を当てたものであり、Action(行動)を組み込むことなく、Sympathize(共感)からスタートするのが特徴です。 SIPSを活用する目的は、購買行動がインターネットやソーシャルメディアによって大きく変化するなかで、消費者の心を動かし、参加や拡散を促すことにあります。これにより企業は消費者と共感を通じてつながり、信頼関係を築きながら効果的にブランドを広めることが可能です。 こちらはPowerPointで作成した、SIPSを活用する際に役立つテンプレートです。無料でダウンロードできる本テンプレートを、ご利用いただければと思います。
SMART(スマート)の法則とは、目標設定におけるフレームワークのことです。 Specific(具体的な)・Measurable(測定可能な)・Achievable(達成可能な)・Relevant(関連した)・Time-bound(期限を定めた)の5つの要素に従って検討することで、現実的で達成できる目標設定が可能とされます。 この5つの要素の頭文字から、「SMART」の法則と呼ばれます。 通常、個人や組織における目標達成度は人事評価において重視される傾向があるものの、基準があいまいだと評価者の主観が反映されてしまう恐れもあります。 この点、SMARTの法則に基づいて目標設定をすれば、達成までの行動が具体的になり、客観的な評価を行えるようになるというメリットがあります。 こちらは無料でダウンロードできる、SMARTの法則(Excel版)のテンプレートです。自社で目標設定をおこなうときに、ご活用いただけると幸いです。